楽器奏者のための「構える」

「楽器を構える」ことを想像してみて下さい。

頭に浮かんだのは、自分の楽器ですか、持っている自分の手・腕ですか、それとも胴体、座るところ、演奏する曲の楽譜、舞台に立っている自分、構えたときに視界に入るお客さん、またはこれら全てを含んだ状況かもしれませんね。

「楽器奏者のための立つ・座る・構える」レッスンの「構える」では、物理的に体への負担を軽減できる楽器の持ち方から、音を出す前の心の準備まで、「音楽」を奏でる準備に必要なこと全てを対象にしています。

私が「ヴァイオリンを構える」と思って頭に浮かんだ映像は、楽器本体とそれを持つ左手、そして指板が見えてきました。
自分は、かなり「視覚」優位なのだなと気がつきました。
これだと目で見えていないところの意識が手薄な状態になってしまいがちです。
そこで次のように、自分全体、そして環境全体へと意識を広げていきます。

  • 自分の全身へ意識を向ける
    頭が脊椎の上でふんわりとバランスをとっていることを思ってから、腕、そして足・脚も意識に含め、全身を思い出していきます。
  • 楽器を含める
    引き続き、頭が脊椎の上でふんわりとバランスをとっていることを思いながら、ヴァイオリンを鎖骨に置き、頭を回して楽器を支える、というような手順で楽器を構えます。
    こうすることで、自分の全身がここにあり、その延長に楽器があるということを脳で認識します。
  •  空間を含める
    引き続き、頭が脊椎の上でふんわりとバランスをとっていることを思いながら、今自分が立っている部屋、またはこれから演奏するホールの空間を認識します。
    床も意識すると足からのつながりがはっきりして、私の場合は音の聴こえ方が変わります
  • お客さんを含める
    本番の場合には、お客さんを意識に含め、自分の演奏に招待する意図を明確にします。
    これについては、人により反応の違いが大きい部分だと思います。

どこかに興味がわきましたか?
楽器を「構える」ときに、自分がどういう考えを持って、どう動いているのか、何が必要で何をしなくていいのか、興味がある方は、一緒に探究していきましょう。


 楽器奏者のための 立つ・座る・構える 
姿勢が変わると が変わる
◆ 2017年11月23日(木祝) 13:15~16:00
◆ 2017年12月10日(日) 13:15~16:00
★ ラトリエ by apc にて(渋谷駅徒歩8分)

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